最近30を目前にして涙を流すことが多くなった。
「最近涙もろくなったんだよねぇ」っていう声をよく聞きますが、そのうちの一人です。
なぜ歳を重ねていくと涙もろくなるんでしょう。
たぶんいろいろな経験をして、共感できることが多くなってくるんだと思います。
世の中で起こっていることに、若いころは共感できませんでした。
地震だって、戦争だって蚊帳の外のことだとおもっていました。
しかし、最近の東日本大震災始め、尖閣諸島問題で中国と領土争いをしています。ロシアと北方領土を争っていたりします。
全てが身近なことです。
戦争だって起きかねません。
その中で僕たちは結婚式という本当に幸せな仕事をしています。
1件1件、いろんな想いで新郎新婦さんは結婚式を迎えます。
新郎新婦だけではなく、プランナーも真剣な気持ちで当日を迎えます。
もしかしたらプランナーの方が緊張しているかもしれません。
プランナーという仕事には全く慣れる気がしません。
でも、慣れることは必要ないと思います。
僕らは決して感動に慣れることはありません。
いろいろな人の想いに慣れることはできないからです。
感動・・・悲しみ・・・喜び・・・
いろいろな想いから涙は流れます。
「涙」は「さんずい」+「戻」でできています。
語源はどうあれ、僕は「自分の中で感情をその時に戻すことができたとき、自分の体験・経験にその時間を共感できたとき」涙が流れるんじゃないかなと思います。
結婚式のお手紙の場面で皆涙をすする音が聞こえます。
きっと皆、親に感謝したい、「ありがとう」って伝えたいという気持ちがどこかでフィードバックされてるんでしょうね。
皆「感謝の気持ち」を伝えたいんです。
結婚式は気持ちを伝えられる数少ない場所の一つです。
目立つばかりが結婚式ではありません。
いろいろな文化が混ざり合った日本だからこそ、今の結婚式のスタイルがある。
既存の事にとらわれすぎてはいけないけれど、ずっと大事にしていきたいものもある。
全てのものには意味があります。
僕らは、それをお伝えできる結婚式をしていきたいと思っています。
普段のキャラとは違いますが、少し灌漑深く考える今日この頃の長谷川がお送りしました。
岐阜県羽島市の結婚式場・ゲストハウス
ヴェールノアール